『国宝 阿修羅展』に行ってきた。そして阿修羅に逢ってきた…
2009年5 月18日
タグ 仏像, 八部衆像, 十大弟子像, 展覧会, 阿修羅, 阿修羅展
このブログでも何度かお伝えしましたが、現在東京国立博物館で開催中の『国宝 阿修羅展』に行ってきました。
やはり想像していたように来場者がとても多く入場まで40分待ちという状態でしたが、内容はとても素晴らしい展覧会でした。

展覧会は9:30開館だったので僕たちは10:00時頃に東京国立博物館に到着したのですが、すでに入場まで40分待ちの状態。午前中なら以外と空いてるんじゃないの?という考えは甘かったようです。。。午後はもっと並んでいたのでしょうか…。

今回は500円の音声ガイドも借りてみました。こういった展覧会で音声ガイドを借りるのは初めてだったのですが、展示物の見所などが解説されてたりもしてこれは意外と良いかもしれませんね。音声は黒木瞳さんでした…。
第1章は「興福寺創建と中金堂鎮壇具」
鎮壇具(ちんだんぐ)とは土地を浄めたり建物に災いが起きないことを願って埋納される品なのだそうで、七宝(金・銀・真珠・水晶・琥珀・ガラス・めのう)で作られた品々を中心に展示されていました。
金塊や延金なども展示されていましたが、やっぱり金は魅力的…。
第2章は「国宝 阿修羅とその世界」
ここで阿修羅像が見れるようになっており、いわばこの展覧会のメインであります。阿修羅像を拝観する前に八部衆像や十大弟子像がまず展示されていました。
以前のエントリーにも書いたのですが、今回僕は八部衆像の「迦楼羅像(かるらぞう)」「沙羯羅像(さからぞう)」を見るのもかなり楽しみにしていたわけですが、この八部衆像、僕が想像していたよりもかなり多きかったことにちょっと驚きました。
やはり沙羯羅像はかなり可愛らしい表情。展示物は正面からだけではなく後ろ姿も見る事が出来たので、この点はすごく良かったですね。
「十大弟子像」たちも、パッと見はどれも同じような様子ですが、顔の表情などを見てみると目の大きさや眉毛の上がり方などで、こんなにも様々な表現が創造できるのかと感心しきりでありました。
そしてメインである阿修羅像の展示場所へと向かいます。阿修羅像の展示場所がこれまたすごいわけです。何がすごいって、いちおう阿修羅も八部衆像のうちの一点な訳でありますが、これでもかと言わんばかりの特別扱いなのです。「阿修羅展」なのだからあたりまえといえばあたりまえですが…。
阿修羅に遭うまでには細長いスロープがありまして、そのスロープの左右の壁には阿修羅の映像が流された有機ELディスプレイが数台…。展示場所に到着すると広いスペースに阿修羅が1体展示されている訳です。
阿修羅の周りには人・人・人。。。阿修羅像は360度どの角度からも拝観できるようになっているのですが、阿修羅像を取り囲むように人々が張り付いています。「阿修羅展」は「阿修羅祭り」と化していました…。そしていざ僕もその人混みの中へ…すぐに押し出される始末。。。
結局少し遠目から阿修羅像を眺める事にしました。僕としてはあの腕の表現がすごい印象的でしたね。なんか創造していたよりも3D感があるのです。写真でしか見た事が無かったのでなおさらそう感じるのかもしれませんが、すごく躍動感があるように感じました。
まとっているものが他の八部衆像とは異なる点などもあって、やはり阿修羅は特別な存在なのかなぁという印象を受けましたね。
第3章は「中金堂再建と仏像」で、薬王・薬上菩薩立像や四天王像が展示されています。
四天王像格好良すぎ…。八部衆像や十大弟子像を見た後にこの四天王像を見る事となるのですが、サイズも四天王像の方がかなり大きいですし表情もかなり厳つい感じで、八部衆像をその前に見ていたものだから四天王像のインパクトがさらに強く感じました。
まさに「男が惚れる男の中の男」といった仏像でした。
東京国立博物館での「国宝 阿修羅展」は6月7日(日)までとなっております。終了まで混雑必至だとは思いますが、興味のある人は後悔の無いように行っといた方が良いと思います!
阿修羅手ぬぐいも買いました…。








和装丸の運転手さん: 2009/05/21 at 3:06:13
確かな梱包と確かな運転に守られてやってきたこれらの文化財。
目の当たりにして感慨深いものがあったのではと思います。
>音声ガイド
歌舞伎などでイヤホンガイドと称して同時解説を行っていますが(私も利用しています)、
このような美術展覧会にもあるとは初耳です。
craranさん: 2009/05/21 at 11:02:00
>和装丸の運転手さん
そうですね。先日のNHKの放送を見たので、いつもとは違う視点で楽しめたと思います。
東京国立博物館でやる展示会は音声ガイドを提供する事がけっこうあるようですね。借りて良かったと思います♪
さとみさん: 2009/05/22 at 8:01:05
素敵でしょう、阿修羅さん♪
興福寺の阿修羅さんに何度会いに行ったことか。
ガラスケースの中にいらっしゃる正面の阿修羅さんしか知らないので、360度というのは魅力ですね。
でも忙しくて行けないだろうなぁ。。
音声ガイドはホント役に立ちます。
歴史的なことがぐっと身近に感じられるようになりますよね。
craranさん: 2009/05/22 at 18:32:45
>さとみさん
ほんとステキでしたよ〜♪
初めて見たのでいろいろと感じる事がありました。
仏像などを360度見る事が出来るのはとても新鮮でしたが、
あれは素晴らしい見せ方だと思いますね。
とんびーさん: 2009/05/24 at 21:38:37
本日、雨上がりの夕方に「阿修羅展」を見に行ってきました。「五部浄像」と八部衆の「沙羯羅像」とはお兄ちゃんと弟くんみたいでラブリーでした。
はるか昔のこの像を制作した人に、こんな感じの子供さんがいたのかなぁ・・・、などと思いながら見ておりました。
写真ではどうしても正面に近い位置での撮影が多いように思いますが、この像や阿修羅像など、今回は斜め位置からの表情や立体感を知ることができて良かったです。確かに阿修羅の腕は写真では平面的に見えましたが、斜めから見た時の真ん中の腕が前方に作る空間に、あれっと思いました。
craranさん: 2009/05/25 at 12:42:42
>とんびーさん
沙羯羅像はほんとに可愛らしい表情をしてましたよね。
確かにあのように後ろ姿や斜めからの姿を見る事が出来るのは新鮮な感じがしましたよね。
あの阿修羅の腕ですが、後々考えてみたらちょっとカニの足に見えなくもない気がしますw