『東京人 特集:江戸のダンディズム』を読みました
2008年3 月25日
タグ 山口晃, 市川團十郎, 歌舞伎, 江戸, 粋

東京人という雑誌を初めて買ってみました、何故ってそれは特集が「江戸のダンディズム」だったから。こんなタイトル反則です…。買わないわけにはいかないじゃないか…。
読んでみましたが、半分以上のページが「江戸のダンディズム」絡みの記事だったので、かなりボリュームのある特集でした。内容もとても面白かったですよ。
特集の中から特に気になった部分を紹介します。
まずは河上繁樹さんによる記事。「粋な男たち」「色彩のこだわり」「髪型の決まりごと」「必携のアクセサリ」。
「粋な男たち」では吉原に通う「通人」に関して、「色彩のこだわり」では黄八丈を解説したりしています。「髪型の決まりごと」の中では粋な男の髪型へのこだわりに関して
額はむだ毛がないようにしっかり抜いてもらい、月代は剃った当日よりも二日目が最高、というこだわりがあった
と書かれていますが、この髪へのこだわりに関しては僕も坊主頭なりにこだわりがあって、「バリカンのソケットは付けずに刈り、刈った当日よりも三日目が最高」としています。これは譲れない…。
市川團十郎さんのインタビューも掲載されています。やはり内容は「助六」に関して。助六という役に対しての思いを語られています。助六くらい演じていていて気持ちのいい役はないそうです。
助六くらい演じていて気持ちのいい役はちょっとありませんね。もともと江戸町人が武士に対する日頃の不満や鬱憤をはらす芝居だったわけですから、武士の代表である髭の意休にさんざん悪態をついて、自分の足の指に煙管をはさんで差し出したり、意休の頭の上に下駄をのっけて拝んでみたり、強い相手を苛めてはやっつける心地よさ。バシッと決めることの快感が一番ある役が、この助六ではないでしょうか
あと團十郎さんの着物の着方がとてもかっこいいのですが、この着方はなんと言うのでしょうかね。。僕がこういう着方してもあまり様にならなそうだけど…。

「遊里でモテる男のふるまい。」という記事の中で上方の粋(すい)と江戸の粋(いき)の違いに関して言及している部分がありますがそこがけっこう興味深かったですね。
貴族的趣味性の強い町衆の文化が<すい>を生み、多くの武士と共存しながら培った上昇気運の江戸町人文化が<いき>を生んだとも言えよう。
江戸しぐさに関しての記事もありましが、その中で「なるほど!」と思ったのが以下の仕草。
江戸時代、寄り合いに集う男たちは、上がりがまちから一尺離した場所に履きものを脱ぐ習慣がありました。着物を着た女性の為に履きものを脱ぎやすいようにとの配慮からです。

なんてシビれる仕草なんでしょう。。。こんな事されたら僕なんていちころで堕ちちゃいますよ。
特集の最後は山口晃さんの「絵師のダンディズムとは。」という記事です。山口晃さんの考え方は他の人の記事とは違って目の付けどころが違うというか、ひねりある見解でやっぱり山口さんは面白いです…。
北斎に関して、
江戸の絵師のダンディズムの象徴のように言われることがありますが、北斎ほど、ダンディズムの反対側の人はいないように思います。
なんて事も言ってたりします。北斎漫画を見ていると北斎は片付けができない人に思えるそうです…。
いろんな人たちのいろんな視点の「江戸のダンディズム」。とても興味深い特集でした。






